| Articulationes sternocostales(胸肋関節、胸肋滑膜性関節)Sternocostal joints きょうろくかんせつ、きょうろくかつまくせいかんせつ [TA: A03.3.05.001] Feneis: 058 20 |
胸肋関節は上位7対の肋軟骨と頬骨の肋骨切痕の間の関節である。ただし、第1肋軟骨は頬骨に直接結合するので、胸肋軟骨結合という。関節腔は本来関節内胸肋靱帯によって二分されるが、この状態は第2肋軟骨の関節にのみ存続する。それより下方の関節は、加齢に伴い関越腔が消失する傾向にある。補強靱帯として次のものがあげられる。(1)放射状胸肋靱帯:前後両面で、肋軟骨の胸骨端からおこり、放射状にひろがって胸骨に着く線維束である。前面では、対側の線維とともに胸骨の骨膜と連なって膜状をなし、胸骨膜とよばれる。(2)肋剣靱帯:第7肋軟骨と剣状突起を結ぶ扁平な小靱帯である。

| Lig. sternocostale intraarticulae(関節内胸肋靱帯)Intra-articular sternocostal ligament かんせつないきょうろくじんたい [TA: A03.3.05.002] Feneis: 058 21 |
第2〜7肋軟骨と胸骨との胸肋関節は固い関節包につつまれ、原則として関節内胸肋靱帯があって関節腔を上下に2分する。しかし、この状態は第2関節にのみ終生存続し、下位ほどまれになる。すなわち、年令の増加に伴い、下位のもの、特に第6,7関節では関節腔も消失することが多い。
| Ligg. sternocostalia radiata(放射状胸肋靱帯)Radiate sternocostal ligaments ほうしゃじょうきょうろくじんたい [TA: A03.3.05.003] Feneis: 058 22 |
放射状胸肋靱帯は胸肋関節の前方にある放射線状の線維群で、肋軟骨端から胸骨へ張る。各胸肋関節包の前後面を強める。
| Membrana sterni(胸骨膜)Sternal membrane きょうこつまく [TA: A03.3.05.004] Feneis: 058 23 |
胸骨膜は両側の胸肋関節包の前面の放射状胸肋靱帯の線維が胸骨の前面で交錯してつくる厚い線維膜である。骨膜ともつながり、大胸筋の起始腱線維も合流する。
| Ligg. costoxiphoidea(肋剣靱帯)Costoxiphoid ligaments ろくけんじんたい [TA: A03.3.05.005] Feneis: 058 24 |
肋剣靱帯は第6〜第7肋軟骨前端から剣状突起に至る扁平な小靱帯である。

最終更新日:2003年09月19日 船戸和弥