| Articulationes pedis(足の関節)Joints of foot あしのかんせつ [TA: A03.6.10.001] Feneis: 070 11 |
距腿関節をも含めて、足根骨、中足骨および足の指骨の間に生ずるすべての関節を総称していう。狭義では距腿関節のみを指す。










| Articulatio talocruralis(距腿関節)Ankle joint きょたいかんせつ [TA: A03.6.10.002] Feneis: 070 01 |
距腿関節は脛骨下端の下関節面と内果関節面、および腓骨の外果関節面とが関節窩となり、これに距骨滑車が関節頭として適合する。その運動は足の屈伸のみを行う蝶番関節と考えられるが、底屈の方が背屈よりも大きく、両者を合計した角度は約90°である。関節頭も関節窩も前方が幅広く後方にせまい。底屈したときは多少の足の内旋外施ができる。付属する靱帯に次のものがある。(1)内側(三角)靱帯:強い三角形の靱帯で、この関節の内側における側副靱帯としてはたらく。内果の先端より出て次の各部に放散する。前方の線維は舟状骨へ(脛舟部)、中央のものはほぼ垂直に下行して距骨の載距突起へ(脛踵部)、後方のものは距骨の後面へ(後脛距部)、以上の3部が浅層の靱帯で、このほか深層の靱帯は距骨頚の内側面へ(2)前距腓靱帯:腓骨の外果前端より距骨へ。(3)後距腓靱帯:ほぼ水平に構想して距骨後面へ。(4)踵腓靱帯:踵骨の外側面へ。以上(2)、(3)(4)の靱帯があわせて距腿関節の外側面における側副靱帯として働く。
| Lig. collaterale mediale; Lig. deltoideum(内側側副靱帯、三角靱帯)Medial ligament of ankle joint ないそくそくふくじんたい、さんかくじんたい [TA: A03.6.10.003] Feneis: 070 02 |
内側側副靱帯または三角靱帯は関節包の内側を強める。内果から起こって下方に向かって三角形に分散し、これをその遠位での付着部によって次の4線維束(脛舟部、脛踵部、前脛距部、後脛距部)に分けることが出来る。多少の弾性線維を含む。
| Pars tibionavicularis(三角靱帯の脛舟部)Tibionavicular part of medial ligament of ankle joint さんかくじんたいののけいしゅうぶ [TA: A03.6.10.004] Feneis: 070 03 |
三角靱帯の脛舟部は最も長く、舟状骨の背側面と内側縁に至る。表層にある。
| Pars tibiocalcanea(三角靱帯の脛踵部)Tibiocalcaneal part of medial ligament of ankle joint さんかくじんたいのけいしょうぶ [TA: A03.6.10.005] Feneis: 070 04 |
三角靱帯の脛踵部は強い靱帯である。内果から関節包を離れてほぼ垂直に下って踵骨の載距突起の内側縁に着く。前方の一部は底側距舟靱帯と癒合する。後方の一部は距骨下関節包の表面を越えて踵骨体の内側面に至る。
| Pars tibiotalaris anterior(三角靱帯の前脛距部)Anterior tibiotalar part of medial ligament of ankle joint さんかくじんたいのぜんけいきょぶ [TA: A03.6.10.006] Feneis: 070 05 |
三角靱帯の前脛距部は距骨形の内側部に至る。
| Pars tibiotalaris posterior(三角靱帯の後脛距部)Posterior tibiotalar part of medial ligament of ankle joint さんかくじんたいのこうけいきょぶ [TA: A03.6.10.007] Feneis: 070 06 |
三角靱帯の後脛距部は内側靱帯のもっとも後の部で、もっtも深層にあり、距骨内側面の後部、後突起の内側結節につく。
| Lig. collaterale laterale(外側靱帯)Lateral ligament of ankle joint がいそくじんたい [TA: A03.6.10.008] |
外側靱帯は外下から起こり、3方向に分散する次の3靱帯(前距腓靱帯、後距腓靱帯、距腓靱帯)がある。
| Lig. talofibulare anterius(前距腓靱帯)Anterior talofibular ligament ぜんきょひじんたい [TA: A03.6.10.009] Feneis: 070 07 |
前距腓靱帯は外下の前縁から起こり、前内方に向かって距骨頚の外側部に着く。
| Lig. talofibulare posterius(後距腓靱帯)Posterior talofibular ligament こうきょひじんたい [TA: A03.6.10.010] Feneis: 070 08 |
後距腓靱帯は外果窩の底から起こり後内方に向かい、距骨後突起の外側結節に着く。
| Lig. calcaneofibulare(踵腓靱帯)Calcaneofibular ligament しょうひじんたい [TA: A03.6.10.011] Feneis: 070 09 |
踵腓靱帯は外果の下縁から起こり、距骨下関節の表面を越えて下方、やや後方に分散して距骨の外側面に着く。
| Articulatio subtalaris; Articulatio talocalcanea(距骨下関節、距踵関節)Subtalar joint きょこつかかんせつ、きょしょうかんせつ [TA: A03.6.10.101] Feneis: 070 13 |
距骨下関節は距骨体の下面の後踵骨関節面と、踵骨上面の後距骨関節面の間の関節である。両関節面は長軸を後内方から前外法に向けた楕円形で、その面が胆軸を中心とした円柱の一部のような曲面をなし、距骨の面が凹、踵骨の面が凸である。関節腔は独立し、関節包は関節面の近くをとりまき、その内、外、後側がやや強い。前部の補強線維は足根洞の後部で距骨と踵骨を結ぶ。すなわち、骨間距舟靱帯の後のものである。距腿関節の三角靱帯踵部と踵腓靱帯は距骨下関節の副靱帯としても働く。
| Lig. talocalcaneum laterale(外側距踵靱帯)Lateral talocalcaneal ligament がいそくきょしょうじんたい [TA: A03.6.10.102] Feneis: 070 14 |
外側距踵靱帯は距骨の外側突起前部から出て下後方に向かい、踵骨の外側面に着く。
| Lig. talocalcaneum mediale(内側距踵靱帯)Medial talocalcaneal ligament ないそくきょしょうじんたい [TA: A03.6.10.103] Feneis: 070 15 |
内側距踵靱帯は距骨後突起の内側結節から出て前方に向かい、踵骨の載距突起に着く。
| Lig. talocalcaneum posterius(後距踵靱帯)Posterior talocalcaneal ligament こうきょしょうじんたい [TA: A03.6.10.104] Feneis: 070 15a |
距骨下関節の関節包の前壁は足根洞にある骨間距舟靱帯の一部と成る。後壁のうち、距骨後突起の内、外側結節から分かれて起こる線維束は後距踵靱帯といい、内側結節から起こる部は長母趾屈筋腱の表面を越える。
| Articulatio tarsi transversa(横足根関節)Transverse tarsal joint おうそくこんかんせつ [TA: A03.6.10.201] Feneis: 070 16 |
横足根関節は距踵舟関節の距骨と舟状骨の間の部と踵立方関節とを合わせて横足根関節という。しかしこれを作る二関節は位置平面上にはない。また、関節腔もそれぞれ独立していて、舟状骨と立方骨は骨間靱帯と背側、底側立方舟靱帯で結合される。『ショパールの関節』:距舟関節と踵立法関節とを合わせて呼ぶ。フランスの外科医Francois Chopart (1943-1795)の名前を冠する語句で、元来は足の切断部位である。
| Articulatio talocalcaneonavicularis(距踵舟関節)Talocalcaneonavicular joint きょしょうしゅうかんせつ [TA: A03.6.10.202] Feneis: 070 12 |
距踵舟関節は舟状骨の後関節面、踵骨の前および中距骨関節面、さらに踵骨と舟状骨を結ぶ底側踵舟靱帯の上面がつくる深い関節窩に、距骨頭と距骨頚がはまりこんで生ずる複関節。関節腔は独立し、内に脂肪を含む滑液ヒダがある。関節包の後部は足根洞の前部にあり、骨間距舟靱帯の一部となる。背側壁は薄い距舟靱帯となり、距骨頚から舟状骨背側面に至り、その内方は内側靱帯脛舟部と合する。距骨下関節と連動して、足根部を前内方から後外方へ走る線を軸として、足の内反と外反を行う。内反は足の内側縁が挙上して足底は内側に向き、手の回外にあたる。外反は足の外側縁が挙上して足底は外側に向き、手の回内にあたる。外反は足の内側縁が挙上して足底は外側に向き、手の回内に相当する。これらの運動を距腿関節における足の屈伸と合わせて行うと、足は距骨を中心にして働き、その時爪先は上下に内外卵円形をえがく。なおこの関節と踵立方関節をあわせて横足根関節、いわゆるChopart関節と呼ぶ。
| Lig. calcaneonaviculare plantare(底側踵舟靱帯)Plantar calcaneonavicular ligament ていそくしょうしゅうじんたい [TA: A03.6.10.203] Feneis: 072 04 |
底側踵舟靱帯は踵骨の載距突起の前縁下面と内側縁から起こり、舟状骨の底面、内側縁と上面の内側部にかけて拡がる強い靱帯で、距踵舟関節包の一部となる。一部は同関節腔内に露出して距骨頭の下面に接する凹面となり、線維軟骨化している。この靱帯の内側部は内側靱帯脛舟部の線維と合し、それによって補強されている。
| Articulatio calcaneocuboidea(踵立方関節)Calcaneocuboid joint しょうりっぽうかんせつ [TA: A03.6.10.204] Feneis: 070 17 |
踵骨前端部にある立方骨関節面と立方骨の後面との間の関節。距踵舟関節とともに横足根関節、いわゆるChopart関節をつくる。
| Articulatio cuneonavicularis(楔舟関節)Cuneonavicular joint けつしゅうかんせつ [TA: A03.6.10.301] Feneis: 070 18 |
楔舟関節は舟状骨の前面と内側・中間・外側楔状骨の後面との間の関節で、ひとつづきの関節腔を作る。この関節でも底面を強める靱帯が強い。舟状骨の前には内側から3個の楔状骨および立方骨が横に並んで、内側が高い横足弓を作る。
| Articulationes intercuneiformes(楔間関節)Intercuneiform joints けつかんかんせつ [TA: A03.6.10.401] Feneis: 070 18a |
楔間関節は楔状骨間の関節。
| Ligamenta tarsi(足根靱帯)Tarsal ligaments そくこんじんたい [TA: A03.6.10.501] |
足根靱帯は足根間関節(距骨下関節以下の諸関節)に付属する多数の靱帯を内外側、背側、底側、骨間の4群に分けてここにまとめる。これらは手根にくらべて一般にはなはだ強く、その一部は足底弓を支えるものとして働く。
| Ligg. tarsi interossea(骨間足根靱帯)Tarsal interosseous ligaments こつかんそくこんじんたい [TA: A03.6.10.502] Feneis: 070 19 |
足根骨間に張る次の3靱帯(骨間距腫靱帯、骨間楔立方靱帯、骨間楔間靱帯)。
| Lig. talocalcaneum interosseum(骨間距踵靱帯)Talocalcaneal interosseus ligament こつかんきょしょうじんたい [TA: A03.6.10.503] Feneis: 070 20 |
骨間距踵靱帯は距骨溝と踵骨溝が合して作る足根洞の内部で距骨と踵骨とを結ぶ板状の靱帯である。足根洞の内側半部は狭い管状で、ここにある靱帯は距踵舟関節包と距骨下関節包の一部である。外側半部は漏斗状に拡がり、ここに交叉性に線維が走る強い靱帯がある。足根洞の靱帯以外の部は脂肪組織でみたされている。
| Lig. cuneocuboideum interosseum(骨間楔立方靱帯)Cuneocuboid interosseous ligament こつかんけつりつぽうじんたい [TA: A03.6.10.504] Feneis: 070 21 |
骨間楔立方靱帯は外側楔状骨と立方骨の対向する面を結ぶ。
| Ligg. intercuneiformia interossea(骨間楔間靱帯)Intercuneiform interosseous ligaments こつかんけつかんじんたい [TA: A03.6.10.505] Feneis: 070 22 |
骨間楔間靱帯は3個の楔状骨の互いに向き合う面を緊密に連結する。
| Ligg. tarsi dorsalia(背側足根靱帯)Dorsal tarsal ligaments はいそくしゅこんじんたい [TA: A03.6.10.506] Feneis: 070 23 |
足根骨相互間の背側の靱帯。
| Lig. talonaviculare(距舟靱帯、背側距舟靱帯)Talonavicular ligament きょしゅうじんたい、はいそくきょしゅうじんたい [TA: A03.6.10.507] Feneis: 070 24 |
距舟靱帯は距踵舟関節距舟部の関節包の一部で、距骨頚と舟状骨の間の背面に張る。
| Ligg. intercuneiformia dorsalia(背側楔間靱帯)Dorsal intercuneiform ligament はいそくけつかんじんたい [TA: A03.6.10.508] Feneis: 070 25 |
背側楔間靱帯は各楔状骨間の背面を結ぶ。
| Lig. cuneocuboideum dorsale(背側楔立方靱帯)Dorsal cuneocuboid ligament はいそくけつりつほうじんたい [TA: A03.6.10.509] Feneis: 070 26 |
背側楔立方靱帯は外側楔状骨と立方骨の背面を結び、前者の外側縁を中心として放散する走行を示す。
| Lig. cuboideonaviculare dorsale(背側立方舟靱帯)Dorsal cuboideonavicular ligament はいそくりっぽうしゅうじんたい [TA: A03.6.10.510] Feneis: 070 27 |
背側立方舟靱帯は立方骨と舟状骨の背面を結ぶ。
| Lig. bifurcatum(二分靱帯)Bifurcate ligament にぶんじんたい [TA: A03.6.10.511] Feneis: 070 28 |
二分靱帯は踵骨背面の前内側部(足根洞の底の前方部)から起こって前方に向かう強い靱帯で、内外2部に分かれる。内側部は距舟靱帯で、距踵舟関節包の内側部となる。外側部は踵立方靱帯といい、踵立方関節の背面内側部を強める。
| Lig. calcaneonaviculare(踵舟靱帯)Calcaneonavicular ligament しょうしゅうじんたい [TA: A03.6.10.512] Feneis: 070 29 |
二分靱帯の内側部は踵舟靱帯で、距踵舟関節包の内側部となる。
| Lig. calcaneocuboideum(踵立方靱帯)Calcaneocuboid ligament しょうりぽうじんたい [TA: A03.6.10.513] Feneis: 070 30 |
二分靱帯の外側部は踵立方靱帯といい、踵立方関節の背面内側部を強める。
| Ligg. cuneonavicularia dorsalia(背側楔舟靱帯)Dorsal cuneonavicular ligament はいそくけつしゅうじんたい [TA: A03.6.10.514] Feneis: 070 31 |
背側楔舟靱帯は舟状骨と内側・中間・外側楔状骨の背面を結び、楔舟関節包の背部を作る。
| Lig. calcaneocuboideum dorsale(背側踵立方靱帯)Dorsal calcaneocuboid ligament はいそくしょうりっぽうじんたい [TA: A03.6.10.515] Feneis: 070 31a |
背側踵立方靱帯は二分靱帯の外側関節包(踵立方靱帯)を補強する。
| Ligg. tarsi plantaria(底側足根靱帯)Plantar tarsal ligaments ていそくしゅこんじんたい [TA: A03.6.10.516] Feneis: 072 01 |
底側足根靱帯は底側の靱帯で背側の靱帯より強い。
| Lig. plantare longum(長足底靱帯)Long plantar ligament ちょうそくていじんたい [TA: A03.6.10.517] Feneis: 072 02 |
長足底靱帯は足底の靱帯のうち最も表層にありまた最も長い。そのほかの底側足根靱帯はこれにより下方から被われ、その間に粗な結合組織が介在する。距骨隆起の下面から起こって前方に広がり、その深層の線維は立方骨の長腓骨筋腱溝の後の立方骨粗面に着く。浅層の線維は同腱の表面を越えて少なくも3束に分かれて中足骨底に着く。
| Lig. calcaneocuboideum plantare(底側踵立方靱帯、短足底靱帯)Plantar calcaneocuboid ligament ていそくしょうりっぽうじんたい、たんそくていじんたい [TA: A03.6.10.518] Feneis: 072 03 |
底側踵立方靱帯は踵骨下面の前方部(踵骨結節)から起こり、前方に放散して立方骨粗面に着く。
| Lig. calcaneonaviculare plantare(底側踵舟靱帯)Plantar calcaneonavicular ligament ていそくしゅうしゅうじんたい [TA: A03.6.10.203] Feneis: 072 04 |
底側踵舟靱帯は踵骨の載距突起の前縁下面と内側縁から起こり、舟状骨の底面、内側縁と上面の内側部を結ぶ幅の広い厚い靱帯で、距踵舟関節包の一部となる。一部は同関節腔内に露出して距骨頭の下面に接する凹面となり、線維軟骨化している。この靱帯の内側部は内側靱帯脛舟部の線維と合し、それによって補強されている。上面は距踵舟関節の関節腔内に露出して、距骨頭を下方から支える関節面を形成し、この部分は線維軟骨化して滑液膜におおわれている。この靱帯の下方は後脛骨筋の腱によって支えられ、その内側縁は距腿関節の内側靱帯の前部と癒合している。足弓を支持する役割をもち、距骨と舟状骨の間に張って足弓の頂点の位置にある。この靱帯の無力化は、距骨頭が体重の負荷によって前内下方に押されて扁平足の原因となる。またこの靱帯は弾性線維を含んで足弓に弾性を与え、spring ligamentともよばれる。
| Ligg. cuneonavicularia plantaria(底側楔舟靱帯)Plantar cuneonavicular ligaments ていそくけつしゅうじんたい [TA: A03.6.10.519] Feneis: 072 05 |
足底楔舟靱帯は舟状骨と内側・中間・外側楔状骨の底足面を結ぶ靱帯で、下面は後脛骨筋の腱から放散した線維によって補強される。
| Lig. cuboideonaviculare plantare(底側立方舟靱帯)Plantar cuboideonavicular ligament ていそくりっぽうしゅうじんたい [TA: A03.6.10.520] Feneis: 072 06 |
底側立方舟靱帯は立方骨と舟状骨の底足面を結ぶ靱帯で横走する。
| Ligg. intercuneiformia plantaria(底側楔間靱帯)Plantar intercuneiform ligaments ていそくけつかんじんたい [TA: A03.6.10.521] Feneis: 072 07 |
底側楔間靱帯は各楔状骨の底足面を結ぶ靱帯で横走する。
| Lig. cuneocuboideum plantare(底側楔立方靱帯)Plantar cuneocuboid ligament ていそくけつりっぽうじんたい [TA: A03.6.10.522] Feneis: 072 08 |
底側楔立方靱帯は外側楔状骨と立方骨の底足面を結び、横走する。
| Articulationes tarsometatarsales(足根中足関節)Tarsometatarsal joints そくこんちゅうそくかんせつ [TA: A03.6.10.601] Feneis: 072 09 |
足根中足関節は足根骨遠位列と中足骨底の間の平面関節である。内側楔状骨と第1中足骨は独立の関節包に包まれてはいるが殆ど動かない。以下中間楔状骨と第2中足骨、外側楔状骨と第3中足骨、立方骨と第4,5中足骨がそれぞれ対向するが、これらは共同の関節包に包まれ、その関節包は外側楔状骨から第4中足骨に至る骨間靱帯で内外に2分される。通常三つの関節腔が区別され、第1中足骨は内側楔状骨と関節して独立した関節腔をつくり、第二中足骨は中間楔状骨と、また第三中足骨は外側楔状骨と関節して両者共通の関節腔を有し、第四・第五中足骨は立方骨と関節して一つの関節をつくるが、後2者はときに共通の関節をつくる。中間楔状骨の長さは、その両側にある楔状骨より短いので、これと第2中足骨の関節は、ほかよりも近位に向かって凹んだ位置にあり、そのために足根中足関節全体としてみると、関節腔は横に凹凸の曲線を描く。『リスフランの関節』:フランスの外科医Jacques Lisfranc (1790-1847)により、外科的切断部位の1つとして、1815年に記載された。
| Ligg. tarsometatarsalia dorsalia(背側足根中足靱帯)Dorsal tarsometatarsal ligaments はいそくそくこんちゅうそくじんたい [TA: A03.6.10.602] Feneis: 072 10 |
背側足根中足靱帯は相対応する中足骨と遠位足根骨とを背面で結ぶ。
| Ligg. tarsometatarsalia plantaria(底側足根中足靱帯)Plantar tarsometatarsal ligaments ていそくそくこんちゅうそくじんたい [TA: A03.6.10.603] Feneis: 072 11 |
底側足根中足靱帯は背側のものと同じく足根骨と中根骨とを底側で結ぶ。外側または中央の部は長足底靱帯の中足骨に着く線維で強められ、内側の部は長腓骨筋腱の第1,2中足骨に着くところで強められる。
| Ligg. cuneometatarsalia interossea(骨間楔中足靱帯)Cuneometatarsal interosseous ligaments こつかんけつちゅうそくじんたい [TA: A03.6.10.604] Feneis: 072 12 |
骨間楔中足靱帯は内側楔状骨外側の前部と第2中足骨底の間(リスフランの靱帯)、および外側楔状骨の外前方の角と第4中足骨との間にある。
| Articulationes intermetatarsales(中足間関節)Intermetatarsal joints ちゅうそくかんかんせつ [TA: A03.6.10.701] Feneis: 072 13 |
中足間関節は第2〜第5各中足骨底の対向面によってつくられる平面関節で可動性はほとんどない。各関節腔は足根中足関節と交通する。第一中足骨は第二中足骨との間に関節をつくらず、骨間靱帯によって結ばれる。
| Ligg. metatarsalia interossea(骨間中足靱帯)Metatarsal interosseous ligaments こつかんちゅうそくじんたい [TA: A03.6.10.702] Feneis: 072 14 |
骨間中足靱帯は各中足骨底の対向面を結ぶ横走する中足間関節の中で最も強い靱帯。中足骨間の関節裂隙の遠位側の境界をなす。
| Ligg. metatarsalia dorsalia(背側中足靱帯)Dorsal metatarsal ligaments はいそくちゅうそくじんたい [TA: A03.6.10.703] Feneis: 072 15 |
背側中足靱帯は各中足骨底の背面を横に結ぶ。
| Ligg. metatarsalia plantaria(底側中足靱帯)Plantar metatarsal ligaments ていそくちゅうそくじんたい [TA: A03.6.10.704] Feneis: 072 16 |
底側中足靱帯は各中足骨底の底面を結ぶ。
| Spatia interossea metatarsi(中足骨間隙)Intermetatarsal spaces ちゅうそくこつかんげき [TA: A03.6.10.705] Feneis: 072 17 |
中足骨体は中足骨底より細いので、隣り合う中足骨体間に中足骨間隙(背側および底側骨間筋がこれをみたす)ができる。
| Articulationes metatarsophalangeae(中足趾節関節、中足指節関節)Metatarsophalangeal joints ちゅうそくしせつかんせつ [TA: A03.6.10.801] Feneis: 072 18 |
中足趾節関節は中足骨頭と各趾の基節骨底との間の関節で、関節頭と関節窩の形からは球関節である。屈伸と内外転を行う。伸展は背側への過伸展(背屈)を伴い、底屈よりも運動範囲は大きい。内外点は第2指を中心にして行われる。
| Ligg. collateralia(中足趾節関節の側副靱帯)Collateral ligaments of metatarsophalangeal joints ちゅうそくしせつかんせつのそくふくじんたい [TA: A03.6.10.802] Feneis: 072 19 |
側副靱帯は強く丸みのある線維束で、各趾の関節の両側面にある。
| Ligg. plantaria(中足趾節関節の底側靱帯)Plantar ligaments of metatarsophalangeal joints ちゅうそくしせつかんせつのていそくじんたい [TA: A03.6.10.803] Feneis: 072 20 |
底側靱帯は各関節の足底面にあり、両側縁で側副靱帯に癒合する。深横中足靱帯と癒合するところは、底側に開いた溝をつくり、ことを趾屈筋の腱が腱鞘に包まれて通り、このとき腱鞘とも癒合している。
| Lig. metatarsale transversum profundum(深横中足靱帯)Deep transverse metatarsal ligament しんおうちゅうそくじんたい [TA: A03.6.10.804] Feneis: 072 21 |
深横中足靱帯は各中足骨頭を横に結ぶ靱帯で、前方では底側靱帯と癒合する。足底面は溝状にくぼみ、ここを趾屈筋の腱が通る。またこの靱帯の背側を骨間筋が通り、底側を虫様筋が通る。
| Articulationes interphalangeae pedis(足の指節間関節、趾節間関節)Interphalangeal joints of foot あしのしせつかんかんせつ、しせつかんかんせつ [TA: A03.6.10.901] Feneis: 072 22 |
趾節間関節は手・足とも配列や機能は同じ。母指の基節骨と末節骨、第二〜第五趾の基節骨と中節骨および中節骨と末節骨の間の片側で計9個の関節がある。各趾において近位の趾骨の頭と遠位の趾骨の底が向かい合っている。最も典型的な蝶番関節で、趾の屈伸を行う。
| Ligg. collateralia(趾節間関節の側副靱帯)Collateral ligaments of interphalangeal joints of foot しせつかんかんせつのそくふくじんたい [TA: A03.6.10.902] Feneis: 072 23 |
趾節間関節の側副靱帯は関節包の両側にある。
| Ligg. plantaria(趾節間関節の底側靱帯)Plantar ligaments of interphalangeal joints of foot しせつかんかんせつのていそくじんたい [TA: A03.6.10.903] Feneis: 072 24 |
趾節間関節の底側靱帯は足底面にあり、その配列は、中足趾節関節の場合と同じ。

最終更新日: 2008年7月16日