Ossicula auditus; Ossicula auditoria(耳小骨)Auditory ossicles じしょうこつ [TA: A02.1.17.001] Feneis: 378 01

Terminologia Anatomomicaでの耳小骨は感覚器の項にある。

 鼓室内に突出する三つの小骨すなわちツチ骨、キヌタ骨、およびアブミ骨の総称である。これらの小骨は相連結して鼓膜の振動を内耳に伝える役割をはたす。すなわちツチ骨3小骨のうち最外側にあって鼓膜の内側面に付着しアブミ骨は最内側にあって鼓膜に内側面に付着しアブミ骨は最内側にあってその底によって前庭窓を塞いでいる。またツチ骨とキヌタ骨、キヌタ骨とアブミ骨との間には関節が形成されており、3小骨いわば一体となったテコのように作用して効率のよい音の伝導を行う。ツチ骨とキヌタ骨は本来第1鰓弓の骨格であったものであったものであって、この二者のあいだの関節は魚類の顎関節に相当する。ツチ骨に付着する鼓膜張筋が三叉神経(第1鰓弓に所属する鰓弓の骨格由来のものであり、これに付着するアブミ骨筋は該弓所属の顔面神経により支配される。

骨(骨格系)
一般用語
頭蓋
頭蓋骨
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頭蓋骨
頭頂骨前頭骨後頭骨蝶形骨側頭骨篩骨下鼻甲介涙骨鼻骨鋤骨上顎骨口蓋骨頬骨下顎骨舌骨
耳小骨
アブミ骨アブミ骨頭前脚後脚アブミ骨底キヌタ骨キヌタ骨体長脚豆状突起短脚ツチ骨ツチ骨柄ツチ骨頭ツチ骨頚外側突起前突起

Stapes(アブミ骨)Stapes あぶみこつ [TA: A15.3.02.033] Feneis: 378 02

 アブミ骨は耳小骨の一つで、底部は前庭窓についている。アブミ骨頭、前脚、後脚、アブミ骨底を区別する。

 

Caput stapedis(アブミ骨頭)Head of stapes あぶみこつとう [TA: A15.3.02.034] Feneis: 378 03

 アブミ骨頭は球状で、豆状突起を介してキヌタ骨の長脚の先端と関節をつくる。

 

Crus anterius(アブミ骨の前脚、アブミ骨脚)Anterior limb of stapes あぶみこつのぜんきゃく、あぶみこつきゃく [TA: A15.3.02.035] Feneis: 378 04

 アブミ骨の前脚はほとんどまっすぐにのびる。

 

Crus posterius(アブミ骨の後脚、アブミ骨脚)Posterior limb of stapes あぶみこつのこうきゃく、あぶみこつきゃく [TA: A15.3.02.036] Feneis: 378 05

アブミ骨の後脚はやや弓なりになっている。

 

Basis stapedis(アブミ骨底)Base of stapes あぶみこつてい [TA: A15.3.02.037] Feneis: 378 06

 アブミ骨底は楕円形の扁平な板状で、鼓室の内側壁にある前庭窓にはまりこんでいる。底と前庭窓とはアブミ骨輪状靱帯で結ばれている。

 

Incus(キヌタ骨)Incus きぬたこつ [TA: A15.3.02.038] Feneis: 378 07

 キヌタ骨はアブミ骨とツチ骨の間にある耳小骨で体と2脚からなる。キヌタ骨体は、その前側に、ツチ骨頭のものに応ずる鞍状の関節面をもつ。短脚は後方に向い、鼓室後壁のキヌタ骨窩に入る。長脚は下行して球状の豆状突起となる。この突起は内方に曲がりアブミ骨頭と関節する。

 

Corpus incudis(キヌタ骨体)Body of incus きぬたこつたい [TA: A15.3.02.039] Feneis: 378 08

 

Crus longum(キヌタ骨の長脚)Long limb of incus きぬたこつのちょうきゃく、ちょうきゃく [TA: A15.3.02.040] Feneis: 378 09

 

Processus lenticularis(キヌタ骨の豆状突起)Lenticular process of incus きぬたこつのとうじょうとっき [TA: A15.3.02.041] Feneis: 378 10

 

Crus breve(キヌタ骨の短脚)Short limb of incus きぬたこつのたんきゃく [TA: A15.3.02.042] Feneis: 378 11

 

Malleus(ツチ骨)Malleus つちこつ [TA: A15.3.02.043] Feneis: 378 12

 ツチ骨はもっとも大きな耳小骨(長さ8〜9mm)である。ツチ骨頭、ツチ骨系、ツチ骨柄および小さな二つの突起(前突起、外側突起)が区別できる。

 

Manubrium mallei(ツチ骨柄)Handle of malleus つちこつえ [TA: A15.3.02.044] Feneis: 378 13

 ツチ骨柄は細長く後下方にのびる部で、鼓膜の内面に付着する。

 

Caput mallei(ツチ骨頭)Head of malleus つちこつとう [TA: A15.3.02.045] Feneis: 378 14

 ツチ骨頭は球状で、鼓室上陥凹にあり、後方でキヌタ骨と関節をつくる。

 

Collum mallei(ツチ骨頚)Neck of malleus つちこつけい [TA: A15.3.02.046] Feneis: 378 15

 ツチ骨頚は頭の下の細い部で、鼓膜の弛緩部の高さにある。

 

Processus lateralis(ツチ骨の外側突起)Lateral process of malleus つちこつのがいそくとっき [TA: A15.3.02.047] Feneis: 378 16

 ツチ骨の外側突起はツチ骨頚から外側にでる突起である。

 

Processus anterior(ツチ骨の前突起)Anterior process of malleus つちこつのぜんとっき [TA: A15.3.02.048] Feneis: 378 17

 ツチ骨の前突起はツチ骨頚から前下方に出る小突起で、靱帯によって鼓室の前壁と結合する。

最終更新日:2002年09月13日

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