| Vertebrae thoracicae [TI-TXII](胸椎、第一胸椎〜第十二胸椎)Thoracic vertebrae [T I-T XII] きょうつい、だいいちきょうつい〜だいいちにきょうつい [TA: A02.2.03.001] Feneis: 002 24 |
頚椎につづく12個の椎骨で、椎体は下位のほど大きい。胸椎の最も大きい特徴は、肋骨と連結するための関節面を持っていることである。また、椎体の高さは頚椎より高く、腰椎より低い。椎体の外側面後部には肋骨頭に対する関節窩、すなわち、肋骨窩があり、第二〜第九胸椎では椎体の上縁と下縁にそれぞれ半円形の上肋骨窩、下肋骨窩がある。第一〜第九胸椎では互いに隣り合う胸椎の下および上肋骨窩が1個の関節窩を作り、一個の肋骨頭と関節する。第一胸椎には半円形の下肋骨窩があり、第十胸椎では上関節窩だけが存在する。また、第十一胸椎では椎体の上縁に、第十二胸椎では椎体のほぼ中央に1個の円形の肋骨窩がある。胸椎の椎孔はほぼ円形をしており、頚椎の椎孔に比してかなり小さい。横突起は第八胸椎でもっとも大きく、これより上位または下位の胸椎では、第八肋骨から遠ざかるほど小さくなる。第一〜第十胸椎では横突起の尖端の前面に円形の関節面があり、横突肋骨窩という。第十一および第十二胸椎の横突起には横突肋骨窩はみられない。境地の棘突起は三角柱のような形をしていて、第1胸椎から第八胸椎までは下位になるほど傾斜が強くなる。しかし、その後は次第に傾斜が弱まり、第十二胸椎ではほとんど水平である。
|
|




| Fovea costalis superior(上肋骨窩)Superior costal facet じょうろくこつか [TA: A02.2.03.002] Feneis: 002 25 |
第2〜第9胸椎椎体の側面後部の上下両端には半円形の上肋骨窩および下肋骨窩があり、となりあう椎骨の上下のものが合して1個の肋骨頭に対する。その他の胸椎では肋骨との関節状態がこれとは異なる。第1胸椎では上肋骨窩が完全な円である。これは第1肋骨が第7頚椎と結合しないで、第1胸椎とだけ連接するためである。第11と第12胸椎は各1個の完全な肋骨窩をその側面中央部に持つが、第10胸椎には上端に半窩としての上肋骨窩を認めるばかりである。これは下位にある肋骨の連結部が下位の胸椎ほど次第に下方に移り、第11および第12肋骨が第11および第12胸椎のみと連接するからである。
| Fovea costalis inferior(下肋骨窩)Inferior costal facet かろくこつか [TA: A02.2.03.003] Feneis: 002 26 |
椎弓根下方の椎体にあり、肋骨頭をいれる関節窩。
| Fovea costalis processus transversi(横突肋骨窩)Transverse costal facet おうとつろくこつか [TA: A02.2.03.004] Feneis: 002 27 |
横突起にあるくぼみである横突肋骨窩は第11・12胸椎では見あたらない。これは第11・12肋骨が特に短いためである。
第1胸椎にしばしば頚椎におけると同様に、椎体の両側に椎体鈎が認められる。

最終更新日:2002年09月13日