| Os sacrum [vertebrae sacrales I-V](仙骨、第一仙椎〜第五仙椎)Sacrum [sacral vertebrae I-V] せんこつ、だいいちせんつい〜だいごせんつい [TA: A02.2.05.001] Feneis: 004 16 |
はじめ分離していた第一から第五までの仙椎は、成人すると癒合して一個の仙骨となり、骨盤の後壁を作る。仙骨では、元来仙椎に存在していた棘突起は正中仙骨稜となり、関節突起は中間仙骨稜となり、横突起は外側仙骨稜となる。さらに最外側部に外側部という部分があり、そこに肋骨遺残物が含まれている。なお本来各椎骨間に左右おのおの一個ずつであるべき椎間孔が、それぞれ前仙骨孔と後仙骨孔とに二分されるので、片側で8個の仙骨後となり、それぞれ脊髄神経の前枝と後枝とを通過させるのも大きい特徴である。外側の耳状面は腸骨の耳状面と関節する。仙骨底(上方にあっても底という)の前方に強く突出した辺縁部を岬角という名称は側頭骨の中耳(鼓室)の内側壁にもあるから注意のこと。4本の横線は5個の仙椎の癒着部を示している。







| Basis ossis sacri(仙骨底)Base of sacrum せんこつてい [TA: A02.2.05.002] Feneis: 004 17 |
仙骨底(上端)は幅広く、その中央の主要部は第1仙椎の椎体上面である。
| Promontorium(仙骨の岬角)Promontory of sacrum せんこつのみさきかく [TA: A02.2.05.003] Feneis: 004 18 |
仙骨底の前縁は強く前方に張り出して岬角をつくる。
| Ala ossis sacri(仙骨翼)Ala of sacrum せんこつよく [TA: A02.2.05.004] Feneis: 004 19 |
仙骨底の外側には両側に仙骨翼がある。この仙骨翼は外側部の上面に相当し、横突起と肋骨遺残からでできたものである。
| Processus articularis superior(仙骨の上関節突起)Superior articular process of sacrum せんこつのじょうかんせつとっき [TA: A02.2.05.005] Feneis: 004 20 |
仙骨底の後方には仙骨管への入口があり、その外側には上関節突起が左右に見られ、これは最後の腰椎と関節結合するのに役立っている。
| Pars lateralis(仙骨の外側部)Lateral part of sacrum せんこつのがいそくぶ [TA: A02.2.05.006] Feneis: 004 21 |
前および後仙骨孔より外側にある部分は横突起、肋骨の遺物ならびにこれらに付着する靱帯からできたもので、外側部という。
| Facies auricularis(仙骨の耳状面)Auricular surface of sacrum せんこつのじじょうめん [TA: A02.2.05.007] Feneis: 004 22 |
外側部の外側(すなわち、仙骨の外側縁)の上部は厚く、下部は薄い。上部には腸骨と連接する幅の広い半月形の耳状面がある。
| Tuberositas ossis sacri(仙骨粗面)Sacral tuberosity せんこつそめん [TA: A02.2.05.008] Feneis: 004 23 |
耳状面の後縁に囲まれる部分は腸骨と仙骨を結ぶ靱帯の付着する粗面で、これを仙骨粗面という。
| Facies pelvica(仙骨の前面)Pelvic surface of sacrum せんこつのぜんめん [TA: A02.2.05.009] Feneis: 004 24 |
仙骨の前面は平滑で凹み、骨盤腔に向かう。
| Lineae transversae(仙骨の横線)Transverse ridge of sacrum せんこつのおうせん [TA: A02.2.05.010] Feneis: 004 25 |
仙骨の前面の4条の横線は、5個の仙椎椎体の癒合した境である。
| Foramina intervertebralia(椎間孔)Intervertebral foramina ついかんこう [TA: A02.2.05.011] Feneis: 004 26 |
前仙骨孔は仙骨内の椎間孔の前方の出口で、仙骨神経前枝の出るところである。
| Foramina sacralia anteriora(前仙骨孔)Anterior sacral foramina ぜんせんこつこう [TA: A02.2.05.012] Feneis: 004 27 |
仙骨前面の横線の両端には4対の前仙骨孔がある。
| Facies dorsalis(仙骨の後面)Dorsal surface/s of sacrum せんこつのこうめん [TA: A02.2.05.013] Feneis: 004 28 |
仙骨の後面は不平胆な凸面で、5本の長い高まりが縦に走る。いずれも各仙椎の突起が連なって生じたものである。
| Crista sacralis mediana(正中仙骨稜)Median sacral crest せいちゅうせんこつりょう [TA: A02.2.05.014] Feneis: 004 29 |
仙骨後面の波状の凹凸を示す正中線にある正中仙骨稜は棘突起およびその間にある靱帯の骨化したものである。
| Foramina sacralia posteriora(後仙骨孔)Posterior sacral foramina こうせんこつこう [TA: A02.2.05.015] Feneis: 004 30 |
中間線骨稜の外側に接して4対の後仙骨孔がある。これは椎間孔の後方の出口であって、仙骨神経後枝がここから出る。
| Crista sacralis medialis(中間仙骨稜)Intermediate sacral crest ちゅうかんせんこつりょう [TA: A02.2.05.016] Feneis: 004 31 |
正中仙骨稜の両側にある中間仙骨稜は関節突起とこれに属する靱帯の骨化により生じる。
| Crista sacralis lateralis(外側仙骨稜)Lateral sacral crest がいそくせんこつりょう [TA: A02.2.05.017] Feneis: 004 32 |
後仙骨孔の外側、すなわち、最外側にある長い高まりを外側仙骨稜といい、横突起とこれに関係した靱帯の骨化したものである。
| Cornu sacrale(仙骨角)Sacral cornu せんこつかく [TA: A02.2.05.018] Feneis: 004 33 |
中間仙骨稜の下端は下方に延びて仙骨角となる。
| Canalis sacralis(仙骨管)Sacral canal せんこつかん [TA: A02.2.05.019] Feneis: 004 34 |
脊柱管の下端に相当する。
| Hiatus sacralis(仙骨裂孔)Sacral hiatus せんこつれっこう [TA: A02.2.05.020] Feneis: 004 35 |
仙骨管の下方への開口を仙骨裂孔という。通常、第三または第四仙椎の高さにある。
| Apex ossis sacri; Apex ossis sacralis(仙骨尖)Apex of sacrum せんこつせん [TA: A02.2.05.021] Feneis: 004 36 |
仙骨の下端の仙骨尖は第5仙椎の錐体からなり、横楕円形の下面で尾骨と結合する。

最終更新日:2002年09月13日