Ossa digitorum; Phalanges(手の指骨、手の指節骨)Phalanx/Phalanges of hand てのしこつ、てのしせつこつ [TA: A02.4.10.001] Feneis: 040 24

 片手には5本の指を支える14個の小管状骨がある。母指では2個、第2〜第5指には3個ずつあり、近位のものから順に基節骨、中節骨、末節骨という。母指の場合は中節骨が欠ける(母指の末節骨は本来の末節骨に中節骨が癒合したものともいわれる)。どの指の骨も底・体・頭の3部を区別する。基節骨は指骨の中で最も長く、底には中手骨頭に対応するややへこんだ関節面がある。また、頭には滑車状の関節面がある。中節骨は基節骨より小さいが、基本的にはよく似た形をしている。中節骨底の関節面は浅いくぼみになっているが、その中央に高まりがみらえる。末節骨は中節骨よりさらに小さく、底には中節骨頭に対する関節面がある。また、近位端はややふくれたのち急に細くなって終わる。遠位端の掌側面には深指屈筋のつく末節骨粗面がある。

 母指3指節triphalangela thumbは正常では基節と末節の2個よりなる母指の指節が、3個存在するものをいう。過剰指節の形成の程度により、第1度(末節の近位端が肥大して変形し、楔状の小骨片が末節と基節との間に現れる)、第2度(末節と基節との間に短い中節が生じたもの。中節には独立した骨端化骨核はない)、第3度(過剰中節が長く、独立した骨端化骨核を有するもの)に分けられる。また単一母指3指節のものと重複母指3指節(軸前性多指)があり、重複した母指に3指節あるもの)がある。過剰指骨が長くてほぼ正常指骨に近く、かつ第1指が他の4指に対向しえない場合は5指手[症](fibe finger hand)という。母指3指節は一般に両側性の場合が多く、性差は認められない。一般に母指では、中・末節骨の癒合により2節が正常形となっているが、ときに先祖返りとして3節を示すという説がある。本症の多くの場合、単純優性遺伝であるがサリドマイド症候群にみられるように環境因子によっても生じる。母指の欠損または3指節と心房心室中隔欠損の合併の特徴とするものとしてHolt-Oram症候群がある。

骨(骨格系)
一般用語
頭蓋
頭蓋骨
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下肢骨
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足の骨(足骨) 
手の骨
手根骨
(中心骨)、手の舟状骨(舟状骨)、舟状骨結節、月状骨、三角骨、豆状骨、大菱形骨、大菱形骨結節、小菱形骨、有頭骨、有鈎骨、有鈎骨鈎、手根溝
中手骨([第一〜第五]中手骨)
中手骨底(底)、中手骨体(体)、中手骨頭(頭)、第三中手骨の茎状突起
指骨(指節骨)
基節骨中節骨末節骨末節骨粗面指節骨の底(底)指節骨の体(体)指節骨の頭(頭)指節骨の滑車(滑車)
種子骨

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Phalanx proximalis(手の基節骨)Proximal phalanx of hand てのきせつこつ [TA: A02.4.10.002] Feneis: 040 25

 手の基節骨の底には楕円形のくぼんだ関節面があり、また頭の関節面は滑車状になっている。基節骨は第3指のものが最もながい。

 

Phalanx media(手の中節骨)Middle phalanx of hand てのちゅうせつこつ [TA: A02.4.10.003] Feneis: 040 26

 手の中節骨は基節骨を小型にしたようなものであるが、近位端すなわち底の関節面はくぼみの中央に軽い高まりがある。中節骨の長さは第3指と第4指のものがほぼ同長で最も長く、第2指のものがこれに次ぎ、第5指のものは最も短い。第5指の中節骨は時として極端に短く、末節骨よりも短いことすらある。このような以上を中節短小症と呼ぶ。

 

Phalanx distalis(手の末節骨)Distal phalanx of hand てのまつせつこつ [TA: A02.4.10.004] Feneis: 040 27

 手の末節骨の特徴は、小型であるほか、尖端がややふくれたのちに細く終わり、遠位端に関節面がないことである。遠位端の掌側面には馬蹄形をした粗面がみられる。この粗面は深指屈筋腱が付着するためのものである。

 

Tuberositas phalangis distalis(手の末節骨粗面)Tuberosity of distal phalanx of hand てのまつせつこつそめん [TA: A02.4.10.005] Feneis: 040 28

 手の末節骨の尖端はややふくれて関節面を欠き、末節骨粗面がある。

 

Basis phalangis(手の指節骨の底)Base of phalanx of hand てのしせつこつのてい [TA: A02.4.10.006] Feneis: 040 29

 手の指節骨の底には近位の骨に対するくぼんだ関節面がある。基節骨のものは中手骨頭に適合する楕円形の凹面であるが、中および末節骨のものにはその中央に基または中節骨頭のくぼみに対する縦の隆起がある。

 

Corpus phalangis(手の指節骨の体)Shaft of phalanx of hand てのしせつこつのたい [TA: A02.4.10.007] Feneis: 040 30

 手の指節骨の体は掌側面が扁平、背側面がゆるく隆起してその断面は半球状であり、かつ、全体として掌側に軽く弯曲する。

 

Caput phalangis(手の指節骨の頭)Head of phalanx of hand てのしせつこつのとう [TA: A02.4.10.008] Feneis: 040 31

 手の指節骨の頭は基節骨と中節骨では縦の溝をもった滑車状で、関節面を帯びる。

 

Trochlea phalangis(手の指節骨の滑車)Trochlea of phalanx of hand てのしせつこつのかっしゃ [TA: A02.4.10.009]

 基節骨と中節骨の頭では縦の溝をもった滑車状をなしている。

 

Ossa sesamoidea(手の種子骨)Sesamoid bones of hand てのしゅしこつ [TA: A02.4.11.001] Feneis: 040 32

 手の種子骨は第1中手指節関節掌側面の両側、まれに第2中手指節関節の母指側、第5中手指節関節の小指側に小さな種子骨をみる。

最終更新日:2002年09月13日

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