Ossa membri inferioris(下肢骨)Bones of lower limb かしこつ [TA: A02.5.00.001] Feneis: 042 01

 上肢骨に比べて強大で丈夫であるが、運動の自由さで劣る。下肢骨は胴骨と連結し、運動性が制約されている下肢帯と、下肢帯に連結する自由下肢骨に分けられる。

骨(骨格系)
一般用語
頭蓋
頭蓋骨
脊柱
胸郭骨
上肢骨
自由上肢骨
手の骨
下肢骨
自由下肢骨(自由下肢部)
足の骨(足骨) 
下肢骨 骨盤帯(下肢帯)仙骨[第一仙椎〜第五仙椎]
寛骨 (寛骨臼、寛骨臼唇(寛骨臼縁)、寛骨臼窩、寛骨臼切痕、月状面、坐骨恥骨枝、閉鎖孔、大坐骨切痕)
腸骨
腸骨体、寛骨臼上溝、腸骨翼、弓状線、腸骨稜、外唇、腸骨結節、中間線、内唇、上前腸骨棘、下前腸骨棘、上後腸骨棘、下後腸骨棘、腸骨窩、臀筋面(殿筋面)、前臀筋線(前殿筋線)、後臀筋線(後殿筋線)、下臀筋線(下殿筋線)、仙骨盤面、耳状面、腸骨粗面
坐骨
坐骨体、坐骨枝、坐骨結節、坐骨棘、小坐骨切痕
恥骨
恥骨体、恥骨結節、、恥骨接合面、恥骨稜、恥骨上枝、腸恥隆起、恥骨櫛、閉鎖稜、閉鎖溝、前閉鎖結節、(後閉鎖結節)、恥骨下枝
骨盤
骨盤腔、恥骨弓、恥骨下角、大骨盤、小骨盤、分界線(骨盤縁、腸骨恥骨線)、骨盤上口、骨盤下口、骨盤軸、横径、斜径、解剖学的結合線、真結合線(産科学的結合線)、対角真結合線、直結合線(骨盤下口の結合線)、正中結合線、外結合線、棘間径、腸骨稜間径、大転子間径、骨盤傾斜

CINGULUM PELVICUM; CINGULUM MEMBRI INFERIORIS(骨盤帯、下肢帯)Pelvic girdle こつばんたい、かしたい [TA: A02.5.00.002] Feneis: 042 02

 下肢帯は自由下肢骨と胴骨との間に介在する骨で、背側部の腸骨、腹側部の恥骨と坐骨からなる。これら3骨は互いに癒合し、寛骨を形成する。寛骨の外面中央部の寛骨臼で大腿骨の大腿骨頭と、後上方部の腸骨耳状面で仙骨の耳状面と関節で結合している。また、左右の寛骨は、恥骨の前下端で線維軟骨によって互いに連絡している。

 

Os sacrum [vertebrae sacrales I-V](仙骨、第一仙椎〜第五仙椎)Sacrum [sacral vertebrae I-V] せんこつ、だいいちせんつい〜だいごせんつい [TA: A02.2.05.001] Feneis: 004 16

 骨盤の後壁をつくる三角状の骨で脊柱のうちで最も大きい。青年期までは軟骨結合をいとなむ5個の仙椎と肋骨片とが癒合した物で、後方に向かって軽く凸弯している。骨盤腔に面する前面は平滑であるが後面は凸凹に富み3種5条の縦の隆起がある。このうち、正中仙骨稜は棘突起が、中間仙骨稜は関越突起が、外側仙骨稜は横突起がそれぞれ結ぶ靱帯の骨化とともに癒合したものである。中間仙骨稜は下方に延びて仙骨角を形成し、仙骨管の下口である仙骨裂孔を左右から囲んでいる。椎孔が上下に連なってできた仙骨管はそれぞれ4対の前仙骨孔と後仙骨孔によって仙骨の前・後面に通じており、前者を仙骨神経前枝、後者を仙骨神経後枝が通る。また、左右の前仙骨孔の間にある4本の横線は5個の仙椎椎体の癒合した痕である。仙骨底中央の第1仙椎椎体の上面のうち、最も前方に突出している点、すなわち岬角は骨盤の計測点して用いられる。仙骨の上関節突起および前・後仙骨孔より外側の部分は仙椎の横突起と肋骨片が癒合したもので外側部という。外側部の上半には耳状面とよばれる広い関節面があって寛骨と連結する。また、耳状面の後方の仙骨粗面は凸凹に富み、靱帯g付着する。仙骨の形や大きさは男女によって異なり、女性の仙骨は男性の仙骨より幅が広くて上下に短く、弯曲度が小さい。しかし、日本人の場合には白人ほど顕著ではない。仙骨には第一仙椎の腰椎化(完全分離の頻度6〜7%)、第5腰椎の仙骨化(完全癒合の5%)がみられるが、第一尾椎が尾骨と癒合することもある。Sacer(神聖)に由来する。

最終更新日:2002年09月13日

funalogo.gif (2604 バイト)